技術士 過去問
令和3年度(2021年)
問39 (適性科目 問39)
問題文
ダイバーシティ(Diversity)とは、一般に多様性、あるいは、企業で人種・国籍・性・年齢を問わずに人材を活用することを意味する。また、ダイバーシティ経営とは「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」と定義されている。「能力」には、多様な人材それぞれの持つ潜在的な能力や特性なども含んでいる。「イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」とは、組織内の個々の人材がその特性を活かし、生き生きと働くことのできる環境を整えることによって、自由な発想が生まれ、生産性を向上し、自社の競争力強化につながる、といった一連の流れを生み出しうる経営のことである。
「多様な人材」に関する次の(ア)〜(コ)の記述のうち、あきらかに不適切なものの数を選べ。
(ア)性別
(イ)年齢
(ウ)人種
(工)国籍
(オ)障がいの有無
(カ)性的指向
(キ)宗教・信条
(ク)価値観
(ケ)職歴や経験
(コ)働き方
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問題
技術士試験 令和3年度(2021年) 問39(適性科目 問39) (訂正依頼・報告はこちら)
ダイバーシティ(Diversity)とは、一般に多様性、あるいは、企業で人種・国籍・性・年齢を問わずに人材を活用することを意味する。また、ダイバーシティ経営とは「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」と定義されている。「能力」には、多様な人材それぞれの持つ潜在的な能力や特性なども含んでいる。「イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」とは、組織内の個々の人材がその特性を活かし、生き生きと働くことのできる環境を整えることによって、自由な発想が生まれ、生産性を向上し、自社の競争力強化につながる、といった一連の流れを生み出しうる経営のことである。
「多様な人材」に関する次の(ア)〜(コ)の記述のうち、あきらかに不適切なものの数を選べ。
(ア)性別
(イ)年齢
(ウ)人種
(工)国籍
(オ)障がいの有無
(カ)性的指向
(キ)宗教・信条
(ク)価値観
(ケ)職歴や経験
(コ)働き方
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1の「すべて不適切ではない」です。
こちらも羅列型問題ですので、よほどおかしい項目がなければすべて正しいとみなしたほうが良いと思います。
今回の項目は以下の経済産業省の「ダイバーシティ経営の推進」にすべて記載があります。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/index.html
「多様な人材」とは、性別、年齢、人種や国籍、障がいの有無、性的指向、宗教・信条、価値観などの多様性だけでなく、キャリアや経験、働き方などの多様性も含みます。
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02
ダイバーシティについても近年さらに注目されており、一般常識として出題される問題となります。
多様な人材にあてはまらない用語はどれかとの質問ですが、ア~コの全ての用語があてはまります。
あてはまらない用語の数ですから、ゼロとなり、本選択肢が正解です。
今後も出題されるかもしれませんので、一般常識としても身に着けておく必要があります。
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03
「ダイバーシティ(Diversity)」とは、個人が持つさまざまな違いを認め合い、その特性を尊重して活かすという考え方を指します。
この概念は、もともとアメリカ企業などで「性別・人種・国籍・障がいの有無・性的指向・宗教」といった外見的・属性的な多様性を重視する形で始まりました。
しかし、近年では「価値観」「キャリアや経験」「働き方」など、より内面的・行動的な側面の多様性にも注目が広がっています。
設問に示された(ア)〜(ク)は、いずれも「人材の属性的あるいは内面的な多様性」に関する要素であり、(ケ)および(コ)もまた「行動や働き方に見られる多様性」としてダイバーシティの概念に含めることができます。したがって、すべての選択肢は定義上妥当であり、明らかに不適切なものは存在しません。
不適切な項目の数:0
ダイバーシティの定義には、「人材の属性的・内面的な多様性」だけでなく、「行動や働き方に見られる多様性」も含まれることを覚えておいて下さい。
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