技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問26 (基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問2)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
技術士試験 令和6年度(2024年) 問26(基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 直接再生利用された量は77百万トンで、再生利用量のおよそ40%である。
- 中間処理後に再生利用された量は122百万トンで、中間処理量のおよそ40%である。
- 中間処理により減量化された量は166百万トンで、排出量のおよそ45%である。
- 直接最終処分された量は4百万トンで、排出量のおよそ1%である。
- 再生利用量は排出量のおよそ20%で、最終処分量のおよそ22倍である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
産業廃棄物の処理の流れに関する計算問題です。
事前に暗記しておくべき内容は無く、計算すれば答えを導くことができます。
それでは、問題を見てみましょう。
適切です。
「直接再生利用された量」は図中の「〇〇〇量」にあたります。77百万トンです。
77百万トン÷199百万トン=0.387で、およそ40%です。
適切です。
「中間処理後に再生利用された量」は図中の「□□□量」にあたります。122百万トンです。
122百万トン÷293百万トン=0.416で、およそ40%です。
適切です。
「中間処理により減量化された量」は図中の「△△△百万トン」にあたります。
166百万トン÷374百万トン=0.444で、およそ45%です。
適切です。
「直接最終処分された量」は図中の「‐‐‐百万トン」にあたります。
4百万トン÷374百万トン=0.011で、およそ1%です。
不適切です。
再生利用量(199百万トン)と排出量(374百万トン)の関係は以下のようになります。
199百万トン÷374百万トン=0.532で、およそ53%です。
図中の「〇〇〇量」は「直接再生利用された量」なので、間違えないようにしましょう。
一見複雑そうですが、一つ一つは単純な問題です。落ち着いて確実に正解しましょう。
参考になった数23
この解説の修正を提案する
02
図は「2020年度の産業廃棄物の処理の流れ(概算)」を表しています。
排出量374百万トンを起点に、一部は「直接再生利用」または「直接最終処分」であり、
大部分は「中間処理」によって減量化された後、再生利用または最終処分されるという構成です。
適切。
再生利用量全体は199百万トンであるので、その比率は77 ÷ 199 ≒ 0.387 で約39%となるため、「およそ40%」は正しいです。
適切。
中間処理量全体は293百万トンであり、その比率は122 ÷ 293 ≒ 0.416 で約42%となるため 「およそ40%」は正しいです。
適切。
減量化量は166百万トンであり、排出量に対する割合は166 ÷ 374 ≒ 0.444 で約44%となるため「およそ45%」は正しいです。
適切。
直接最終処分された量は4百万トンであり、排出量に対する割合は4 ÷ 374 ≒ 0.0107で約1.1%となるため、「およそ1%」は正しいです。
不適切。
再生利用量は199百万トンであり、排出量に対する割合は199 ÷ 374 ≒ 0.532で約53%となるため、「およそ20%」は 誤りです。
フローチャートの各諸量から割合を算出する簡単な問題です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問25)へ
令和6年度(2024年) 問題一覧
次の問題(問27)へ