技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問27 (基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問3)

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問題

技術士試験 令和6年度(2024年) 問27(基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

下の図は、全国での世帯当たり年間エネルギー種別CO2排出量の推移を示している。A〜Dに該当するエネルギーの組合せとして、適切なものはどれか。 ただし、全国での世帯当たり年間エネルギー種別CO2排出量は、環境省令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)(令和6年3月)によるものとする。
問題文の画像
  • A:電気  B:都市ガス  C:灯油  D:LPガス

  • A:電気  B:都市ガス  C:LPガス  D:灯油

  • A:都市ガス  B:電気  C:LPガス  D:灯油

  • A:都市ガス  B:電気  C:灯油  D:LPガス

  • A:灯油  B:電気  C:都市ガス  D:LPガス

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この過去問の解説 (2件)

01

環境省のホームページで「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査」が公開されています。

https://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/kateiCO2tokei_00004.html

本問題のグラフは、「結果について(確報値)」のページ2で確認できます。

選択肢2.

A:電気  B:都市ガス  C:LPガス  D:灯油

本選択肢が正解です。

各エネルギー種の内訳を割合で見てみると、電気が67.2%、都市ガスが14.7%、LPガスが5.8%、灯油が12.4%になります。

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02

図の横軸は年度(2017年〜2022年)、縦軸は1世帯当たりの年間CO₂排出量を示しています。棒グラフはA〜Dの4つの区分に分かれており、それぞれ異なるエネルギー源を表しています。

家庭における主なエネルギー別CO₂排出の特徴(一般的傾向)は以下の通りです。

 

・電気は、家庭で最も使用されるエネルギー源であり、CO₂排出量の割合は最大です。

  したがって、グラフ中で最も大きな「A」が電気と考えられます。

 

・都市ガスは、全国的に広く使用され、CO₂排出量は中程度で比較的安定しています。

  したがって、 グラフ中で「B」のように毎年安定している部分に相当します。

 

・LPガスは、都市ガスが未整備の地域で利用され、その使用量は少なめです。

  したがって、「C」のように比較的少量の部分となります。

 

・灯油は、寒冷地中心に使用され、冬季暖房に大きく依存しています。気候要因で年ごとの変動はありますが、減少傾向です。

  したがって、「D」のように「B」よりわずかに低めで、近年減少している傾向と一致しています。

選択肢2.

A:電気  B:都市ガス  C:LPガス  D:灯油

正解は、A:電気 B:都市ガス C:LPガス D:灯油 となります。

 

 

まとめ

家庭のCO₂排出量は年々減少しており、特に電気(A)の削減が進んでいます。

灯油(D)は冬季暖房用途が中心で、気温の影響を受けつつも長期的には減少傾向です。

都市ガス(B)とLPガス(C)は安定していますが、エネルギー転換の影響で緩やかに減少しています。

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