技術士 過去問
令和7年度(2025年)
問18 (基礎科目「解析に関するもの」 問6)

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問題

技術士試験 令和7年度(2025年) 問18(基礎科目「解析に関するもの」 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示すように、間隔Lを隔てて平行に張られた直線電線ce、dfがある。c、d間には抵抗Rが接続され、平行電線の上には直角に導体abがのせられている。平行電線が作る面と垂直に磁束密度Bなる平等磁界がある。導体abの中点から平行電線に平行になるようにひもを張り、滑車を経て質量Mのおもりにつなぐと、導体abは右の方向に運動を起こすが、やがて一定の速度vで運動を続ける。その速度vとして、最も適切なものはどれか。ただし、平行電線及び導体の抵抗は零とし、また、導体と電線との間の摩擦、及び導体やおもりの運動に伴う空気抵抗は無視するものとする。なお、図中のIは電流とし、重力加速度をgとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、導体abが動くことで誘導起電力が生じ、そこに流れる電流と磁界のはたらきで導体を逆向きに押し返す力が生まれることを使います。
やがて一定の速さになるのは、おもりが引く力磁気による逆向きの力がつり合うからです。

選択肢1. 解答選択肢の画像

まず、導体abが速さvで動くと、導体に生じる誘導起電力は

E=BLv

です。

回路の抵抗はRだけなので、流れる電流は

I=E/R=BLv/R

です。

次に、磁界の中で電流Iが流れる長さLの導体abにはたらく力は

F=BIL

です。
これに電流を代入すると、

F=B×(BLv/R)×L=B2L2v/R

となります。

 

一定の速さで動いているときは加速していないので、
おもりによる引く力Mgと、この磁気の力がつり合います。

したがって、

Mg=B2L2v/R

です。

 

これをvについて解くと、

v=MgR/(BL)2

となります。

参考になった数1

02

一様な磁束密度が掛かる空間に置かれた平行導線と、重りがつながっている導体の速度を求める問題です。

 

導体棒が速度vで磁束密度中を移動すると誘導起電力が発生します。

誘導起電力Vは、V=B×L×v となります。

ここで、L×vは、棒が1秒あたりに通過する面積、Bは磁束密度です。

 

電流 I が、奥から手前に回る方向に発生します。

誘導起電力は、抵抗Rから、次式が得られます。

V=B・L・v=I・R

I=B・L・v/R

 

棒に働く電磁力(電流が流れる導体に磁界から受ける力)Fは、

F=I・B・L=(B・L・v/R)・B・L=(B・L)2・v/R

 

棒が一定速度で動くには、電磁力 F と重りの重力 Mg が等しくなる必要があり、

(B・L)2・v/R=M・g

よって、棒の移動速度 v は、次式で表されます。

v=M・g・R/(B・L)2

選択肢1. 解答選択肢の画像

冒頭解説どおりの計算結果です

参考になった数0

03

導体abに生じる誘導起電力の問題です。

導体abは、間隔Lの平行導線上を、右向きに速さvで動いています。

磁束密度はBなので、導体abに生じる誘導起電力は、E=BLvです。

回路の抵抗はRのみなので、オームの法則より、I=E/R​=BLv/Rとなります。​

電流I が流れる長さLの導体に、磁場B中ではたらく力は、F=BILです。

よって、F=B(BLv/R)L=B2Lv/Rとなり、この磁力は、運動を妨げる向きにはたらきます。

問題文に「やがて一定の速度で運動を続ける」とあるので、このとき加速度は0です。

したがって、おもりにはたらく重力Mgと導体に働く磁力がつり合います。

よって、Mg=B2Lv/Rとなり、これをvについて解くと、v=MgR/(BL)2となります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

この選択肢が適切で正解です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

この選択肢は不適切です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

この選択肢は不適切です。

選択肢4. 解答選択肢の画像

この選択肢は不適切です。

選択肢5. 解答選択肢の画像

この選択肢は不適切です。

まとめ

誘導起電力とオームの法則、一定速度で加速度は0の時は、おもりにはたらく重力Mgと導体に働く磁力がつり合っていることがポイントです。

参考になった数0