技術士 過去問
令和7年度(2025年)
問17 (基礎科目「解析に関するもの」 問5)

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問題

技術士試験 令和7年度(2025年) 問17(基礎科目「解析に関するもの」 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

一辺の抵抗がRの導線を用いて下図のような3種類の正四面体回路(a)、(b)、(c)を製作した。(a)、(b)、(c)の各回路におけるAB間の合成抵抗の大きさを、それぞれRa、Rb、Rcとするとき、Ra、Rb、Rの大小関係として、最も適切なものはどれか。ただし、回路(b)のB点、回路(c)のA、B点は、それぞれ導線の中点とする。また、各導線には図に示すとおり電流I、i1、i2、i3、i4が流れており、導線の接続部分で付加的な抵抗は存在しないものとする。
問題文の画像
  • Rb < Rc < Ra
  • Ra < Rc < Rb
  • Rc < Ra < Rb

  • Rc < Rb < Ra

  • Ra < Rb < Rc

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、それぞれの回路のAB間の合成抵抗を比べる問題です。

選択肢5.

Ra < Rb < Rc

これが最も適切です。


それぞれを順に求めると、次のようになります。

 

回路(a)
AとBの間で見ると、残りの2つの頂点は対称なので、同じ電位になります。
そのため、その2点を結ぶ枝には電流が流れません。
すると、A-B間には直接の抵抗RR+R=2Rの経路が2本がある形になります。
2本の2Rを並列にするとRです。
それと直接のRが並列なので、

Ra=R∥R=R/2

です。

 

回路(b)
Bは左下の辺の中点です。
左右対称なので、左の頂点と下の頂点は同じ電位になります。
その2点を1つにまとめて考えると、

Aからその点まではR/2
右の頂点からその点までもR/2
Aと右の頂点の間はR
その点からBまではR/4になります。

 

Aからその点までの合成抵抗は、

R/2R+(R/2)=3R/2の並列なので、

(R/2)∥(3R/2)=3R/8

です。
これにBまでのR/4を足して、

Rb=(3R/8)+(R/4)=5R/8

です。

 

回路(c)
AとBはそれぞれ辺の中点です。
この回路も対称なので、上の2頂点は同じ電位、左下の2頂点も同じ電位になります。
すると、

Aから上側の等電位点までがR/4
上側と下側の等電位点の間が、4本のRの並列なのでR/4
下側の等電位点からBまでがR/4となります。

 

したがって、

Rc=(R/4)+(R/4)+(R/4)=3R/4

です。

よって、

Ra=R/2 < Rb=5R/8 < Rc=3R/4

となります。

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02

一辺の抵抗Rの導線を用い、3種類の正四面体回路を製作し、各回路の入力-出力間の合成抵抗を求める問題です。

 

問題の回路図と、それを基に抵抗図として修正図は、下に示すような図となります。

(a)、(b)、(c)の回路図から、等価に表される回路図とし、一辺の抵抗がRということから、抵抗値を入れた回路図で、直列と並列が組み合わさった回路となります。

回路は、電流値から分かるように、均整の取れた回路のため、図のように均整の取れた図になります。

例えば、ホイートストンブリッジ回路では、2つの長点の電位が等しくなり、頂点間の電流は 0 となり、頂点間の配線は無視できます。

 

1) (a)のAB間の総抵抗 R_AB をします。

回路は、2R、R、2Rの回線の並列回路になります。

1/R_AB=1/2R+1/R+1/2R=2/R=1/0.5R

Ra=0.5R

 

2) (b)のAB間の総抵抗 R_AB を求めます。

回路は、R、1.5R 、Rの並列回路と、0.25Rの回路とが長列となっています。

1/R_AB=1/R+1/1.5R+1/R=1/0.375R

Rb=0.375R+0.25R=0.625R

 

3) (c)のAB間の総抵抗 R_AB を求めます。

回路は、0.25Rの回路が2つと、Rの4つの並列回路が直列となっています。

1/R_AB=1/R+1/R+1/R+1/R=1/0.25R

Rc=0.25R+0.25R+0.25R=0.75R

 

したがって、Ra < Rb < Rc となります。

 

 

選択肢5.

Ra < Rb < Rc

冒頭解説で計算した通りです

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03

各回路におけるAB間の合成抵抗を求める問題です。

回路(a)正四面体の頂点A–B間なので、対称性から残り2頂点は等電位になります。

従って、その2点を結ぶ枝には電流が流れず、直接の枝:R、回り道2本:それぞれ2Rだが並列でR、よってRa=R∥R=R/2です。

回路(b)等電位点に着目すると、Bは下辺の中点であり、回路は左右対称です。

従って、左の頂点と下の頂点は等電位となるため、この2点を1つの節点Pとして扱います。

AからPへは2経路あり、1つ目は、直接A→Pへの経路で、抵抗はR/2となります。

2つ目は、右頂点を経由する経路で、A→右頂点→Pで、抵抗はR+R/2=3/2Rです。

よって、A–P間は並列だから、R​∥3/2R​=(R/2​×3/2R)/(R​/2​+3/2R)​​=3/8Rとなります。

PからBまでは、下辺の半分なので、R/4です。

従って、Rb=3/8R+R/4=3/8R+2/8R=5/8Rとなります。

回路(c)A、Bはそれぞれ辺の中点であり、回路は上下対称・左右対称です。

従って、上側の2頂点は等電位、下側の2頂点も等電位です。

Aから上側の等電位点まで、上側と下側の等電位点の間、下側の等電位点からBまで、それぞれがR/4となり、合成抵抗Rc=R/4+R/4+R/4=3/4Rとなります。

従って、Ra<Rb<Rcとなります。

選択肢1. Rb < Rc < Ra

この選択肢は不適切です。

選択肢2. Ra < Rc < Rb

この選択肢は不適切です。

選択肢3.

Rc < Ra < Rb

この選択肢は不適切です。

選択肢4.

Rc < Rb < Ra

この選択肢は不適切です。

選択肢5.

Ra < Rb < Rc

この選択肢が適切で正解です。

まとめ

出題されてから問題の意味を考えて解答を始めると時間が不足するため、事前に回路と合成抵抗の基本的な解き方を身に付けておきましょう。

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