技術士 過去問
令和7年度(2025年)
問16 (基礎科目「解析に関するもの」 問4)

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問題

技術士試験 令和7年度(2025年) 問16(基礎科目「解析に関するもの」 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すように、同じ材質と断面積を持つ一様な弾性体の棒があり、両端で固定されている。この棒の左端から長さL,右端から長さ4Lの位置に力Pが作用する。
ただし、力は図中の矢印の向きを正とする。このとき、支持点AとBで棒に作用する反力PAとPBの組合せとして、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • PA=−P,PB=0
  • PA=−(4/5)P,PB=−(1/5)P
  • PA=−(1/2)P,PB=−(1/2)P
  • PA=−(1/5)P,PB=−(4/5)P
  • PA=0,PB=−P

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この過去問の解説 (3件)

01

両端固定の弾性体棒の内部にx軸方向の力が加わるときの、両固定端に働く反力を求める問題です。

 

力Pが働く方向を x軸(+方向)とします。

力のつり合いから、PA+PB+P=0

 

AC間の伸縮量 δa とBC間の伸縮量 δb は、AC間の伸縮はx軸方向の伸び、BC間の伸縮はx軸反対方向の圧縮です。

 

AC間の伸縮量 δa とBC間の伸縮量 δb は次のように求められます。

また、両端が固定されているため、2つの伸縮量の合計は、伸びδaと圧縮-δbの和のため、0です。

 

選択肢2. PA=−(4/5)P,PB=−(1/5)P

冒頭解説の計算結果通りです

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02

棒は一様で、両端固定、荷重点Cで左側がL、右側が4Lです。

荷重Pを受けると、点Cを境に左側部分ACは圧縮、右側部分CBも圧縮となります。

両端固定なので、点Cでの変位は左右から見て同じです。

従って、左側と右側の縮み量が等しいことを使います。

左側ACでは、長さL、軸力をN1とするとN1=PA、縮み量はδ1=PAL/EA​、右側CBでは、右側の軸力は点Cより右でつり合いをみるとN2​=PA​+P、長さは4Lなので、縮み量はδ2=(PA+P)4L/EA。

点Cの変位は左右で同じなのでδ1+δ2=0、すなわち、PAL/EA+​(PA+P)4L/EA=0、PA+​(PA+P)4=0、5PA=-4P、よって、PA=-4/5P。

全体のつり合い、PA​+P+PB​=0から、-4/5P+P+PB​=0、PB​=-1/5P、となります。

選択肢1. PA=−P,PB=0

この選択肢は不適切です。

選択肢2. PA=−(4/5)P,PB=−(1/5)P

この選択肢が適切で正解です。

選択肢3. PA=−(1/2)P,PB=−(1/2)P

この選択肢は不適切です。

選択肢4. PA=−(1/5)P,PB=−(4/5)P

この選択肢は不適切です。

選択肢5. PA=0,PB=−P

この選択肢は不適切です。

まとめ

軸力と作用する長さ、縮み量の関係性を理解しておきましょう。

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03

この問題は、両端が固定された棒で、力をどちらの支点がどれだけ受け持つかを考える問題です。
棒は同じ材質・同じ断面積なので、短いほうがかたく、長いほうがやわらかいと考えます。

選択肢2. PA=−(4/5)P,PB=−(1/5)P

これが最も適切です。


左側の棒の長さはL、右側の棒の長さは4Lです。
同じ材質、同じ断面積の棒では、短いほうがかたく、長いほうがやわらかいです。
そのため、反力の分担は

左側:右側=4:1

になります。

 

さらに、全体のつり合いより、

PA+P+PB=0

です。


ここで反力はどちらも左向きなので負になります。
4:1で分けると、

PA=−(4/5)P、PB=−(1/5)P

となります。

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