技術士 過去問
令和7年度(2025年)
問33 (適性科目 問3)
問題文
・私利私欲:自らの利害を、プロフェッショナルとしての責任よりも重視すること。
・恐れ:プロフェッショナルとしての責任を全うした結果に対する恐れ(例えば、自らの間違いを認めること、職を失う可能性、人間関係を悪化させること、などに対する恐れ)。
・自己欺瞞:「他の人のためにやっているんだから」「これをやっているのは自分だけではないのだから」「今回だけで次からは絶対やらないのだから」などの言い訳を用意したり、意図的に現実から逃避したりする傾向。
これらの内容を踏まえて、以下の記述のうち、技術者の倫理的な行動や意思決定を阻害する要因になりうるものの数はどれか。
ア 無知:適切な意思決定を行うために不可欠な情報についての知識を持たないこと。
イ 自己中心的志向自分が置かれている状況を、自分自身の立場からだけ判断し、客観的な状況分析ができないこと。
ウ 微視的視野:限定された範囲での詳細にとらわれる傾向。
エ 権威の無批判な受け入れ:指導者や上司の意向や指示を無批判に受け入れること。
オ 集団思考:グループが、十分な批判的考察を行うことなく結論に達してしまう傾向。
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問題
技術士試験 令和7年度(2025年) 問33(適性科目 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
・私利私欲:自らの利害を、プロフェッショナルとしての責任よりも重視すること。
・恐れ:プロフェッショナルとしての責任を全うした結果に対する恐れ(例えば、自らの間違いを認めること、職を失う可能性、人間関係を悪化させること、などに対する恐れ)。
・自己欺瞞:「他の人のためにやっているんだから」「これをやっているのは自分だけではないのだから」「今回だけで次からは絶対やらないのだから」などの言い訳を用意したり、意図的に現実から逃避したりする傾向。
これらの内容を踏まえて、以下の記述のうち、技術者の倫理的な行動や意思決定を阻害する要因になりうるものの数はどれか。
ア 無知:適切な意思決定を行うために不可欠な情報についての知識を持たないこと。
イ 自己中心的志向自分が置かれている状況を、自分自身の立場からだけ判断し、客観的な状況分析ができないこと。
ウ 微視的視野:限定された範囲での詳細にとらわれる傾向。
エ 権威の無批判な受け入れ:指導者や上司の意向や指示を無批判に受け入れること。
オ 集団思考:グループが、十分な批判的考察を行うことなく結論に達してしまう傾向。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、技術者の倫理的な行動や意思決定をじゃまする要因に当てはまるものがいくつあるかを考えます。
見るべきポイントは、正しい判断に必要な情報や見方が不足していないか、周りの空気や立場に流されていないかです。
ア 無知
必要な知識が足りないと、何が問題なのか、どんな影響が出るのかを正しく判断しにくくなります。
そのため、無知は倫理的な意思決定をじゃまする要因になります。
イ 自己中心的志向
自分の立場だけで考えると、利用者や社会、同僚などへの影響を見落としやすくなります。
倫理では、自分以外の人への影響も考えることが大切なので、自己中心的な見方は妨げになります。
ウ 微視的視野
細かいことだけに目が向くと、全体として何が問題かを見失いやすくなります。
たとえば、目の前の作業だけを気にして、安全や社会への影響を考えない状態です。
そのため、これも阻害要因です。
エ 権威の無批判な受け入れ
上司や組織の指示であっても、内容に問題があれば立ち止まって考える必要があります。
しかし、何も考えずに従ってしまうと、間違った行動をそのまま進めてしまうことがあります。
そのため、これも倫理的判断をじゃまする要因です。
オ 集団思考
みんなが同じ意見に流れると、「本当にこれでよいのか」と考える人が出にくくなります。
その結果、問題があっても見過ごされやすくなります。
そのため、集団思考も阻害要因です。
正解です。
ア〜オはすべて阻害要因になりうると考えられます。
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02
技術者の倫理的な行動や意思決定を阻害する要因になるものに関する問題です。
ア ○ 倫理的意思決定阻害要因です。
無知:適切な意思決定を行うために不可欠な情報についての知識を持たないこと。
イ ○ 倫理的意思決定阻害要因です。
自己中心的志向:自分が置かれている状況を、自分自身の立場からだけ判断し、客観的な状況分析ができないこと。
ウ ○ 倫理的意思決定阻害要因です。
微視的視野:限定された範囲での詳細にとらわれる傾向。
エ ○ 倫理的意思決定阻害要因です。
権威の無批判な受け入れ:指導者や上司の意向や指示を無批判に受け入れること。
オ ○ 倫理的意思決定阻害要因です。
集団思考:グループが、十分な批判的考察を行うことなく結論に達してしまう傾向。
正
ア・イ・ウ・エ・オのすべてが、倫理的意思決定阻害要因です。
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03
技術士倫理綱領に基づき、倫理的な行動を妨げる要因について考えると以下の様になります。
ア同綱領10(1)に、常に新しい情報に接し、専門分野に係る知識、及び資質能力を向上させる、とあります。無知は阻害要因になり得ます。
イ同綱領9に、相手の立場を尊重して協力、とあります。自己中心的志向は阻害要因になり得ます。
ウ同綱領10(2)に、専門分野の拡張、視野の拡大を図る、とあります。微視的視野は阻害要因になり得ます。
エ同綱領5に、客観的で事実に基づいた情報を用いて行う、とあります。権威の無批判な受け入れは阻害要因になり得ます。
オ同綱領6に、公正な分析と判断に基づき、とあります。集団思考は阻害要因になり得ます。
従って、阻害要因になり得るものの数は5です。
この選択肢が適切です。
倫理的な行動を妨げる要因について日頃から理解を深め、自らの行動や意思決定のあり方を見つめ直すことが重要です。
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